崇高なる灯火
2023-04-01
崇高なる灯火
妖艶は、人を魅了する
だが、そこに真実はない
素朴は、人を魅了する
邪念に支配される人は、
他人の”有りの儘”の美しい姿に心を奪われ、感化される
律儀は、人を魅了する
魅了するその核には、
その人が無意識に持つ”雅やかな心”が存在する
律儀は、永遠に存在するのか
それとも、一過性のものなのか
自らの生において、
他人に対して、この世を去る日まで律儀を固持し続け、
それを行い続ける人の目の奥に、
常に、崇高なる灯火が見える
私は、そのような人に、
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