「エレガント英語の学習」と「エレガント英語の習得」の相違
「暗記学習」で英会話を学ぶ、・・・一般の英米社会における生活シーンを舞台とする「日常会話の一時的暗記」を目的とする学習であればこれで十分でしょう。しかし、「世界で通用するエレガント英語」の習得を目指す読者の皆さんにおいては、そのような学習ステージで満足することはないでしょう。
読者の皆さん、まずはじめに、以下の2つの概念、即ち、
1) 「エレガント英語の『学習』」
2) 「エレガント英語の『習得』」
は、それぞれ異なる概念であることに注意を払ってください。
言うまでもなく、学習は、「学ぶこと」、「学んでいる様相」を意味します。学習とは、確かに「学ぶ行為」を指しますが、かりに学んでも、それを習得しているとは限りません。一方、習得は、「自分のものとすること」、「吸収・同化し、それを自分の教養・文化の一部とすること」、表現を換えれば、「吸収・同化し、それを自分の血(blood)・ 肉(flesh)・骨(bones)と化すること」を意味する概念flesh。
『エレガント英語74』は、読者の皆さんが、世界で通用するエレガント英語を「習得」するために執筆されました。世界で通用するエレガント英語を「習得」するには、読者の皆さんが、ディクテーションを通して心の中で英語を感じて「忘れ難い印象」(strong and unforgettable impression)を積み重ねることに加え、さらに、「英語の繊細さ・深遠さを、繊細に感じる」という経験が必要です。
「感じる」ということについて厳密に述べると、以下の2つ、即ち、
1) 「『感じる』(to feel something)という経験」
2) 「『繊細に感じる』(to delicately feel something)という経験」
は、それぞれ異なる経験です。
読者の皆さんがエレガント英語を「繊細に感じる」ためには、読者の皆さん自身が、さらに「繊細に感じる能力」を養い・高め、『エレガント英語の繊細さ』(delicacy of elegant English)を「繊細に感じる」経験が必要となります(生井利幸は、国際教養塾、及び、英会話道場イングリッシュヒルズにおいて、「繊細に感じる能力を養い・高める方法」について直接指導しています)。
Are you delicate enough?
『エレガント英語74』は、単なる日常英会話を学習するための本ではありません。『エレガント英語74』は、あなたの英語力に磨きをかけ、「英語コミュニケーションにおけるエレガンス」を構築具現するための本です。では、実際の英語コミュニケーションにおいて、一体どのように「エレガントな空気感」を漂わせることができるのでしょうか。
雑に英語を喋るのではなく、「エレガントな空気感」を醸し出しながら英語を喋るためには、常に必要不可欠な基礎条件があります。その基礎条件とは、「あなた自身が『デリカシー』(delicacy)を備えている」という基礎条件です。ここからは、以下の図、”Three Stages of Delicacy”について、時間をかけてゆっくりと参照してください。
⇒ Three Stages of Delicacy (PDF)
上記PDFの図を参照すると、人間が備える「デリカシーの様相」は、概して、3つのステージに分類できることがわかります。
(1) a person who has no delicacy
(2) a person who has some delicacy
(3) a person who has refined delicacy
「デリカシー」に関する英語音声講義
本稿において、わたくし生井利幸から読者の皆さんに、「デリカシーの質」を向上させるための2つの英語音声講義をプレゼントします。
◆英語音声講義 Ⅰ (⇒英語音声ダウンロード)
The Importance of Feeling the Subtlety
◆英語音声講義 Ⅱ (⇒英語音声ダウンロード)
The best way to delicately feel and recognize the subtlety of the things