読み物カテゴリ: ‘銀座書斎エッセー’
「厳しさの奥底にある愛」について・・・愛弟子からの年賀状を手掛かりに
2018年を迎え、銀座書斎に、多くの皆さんから年賀状が届きました。
本日は、数ある中の年賀状の中から、実に印象深い年賀状をご紹介します。ご紹介する年賀状は、長年、わたくしの下で猛勉強を続けている愛弟子・K.H.さん(英会話道場イングリッシュヒルズ、英語道弟子課程在籍)からいただいた年賀状です。
K.H.さんからの年賀状のメッセージの中に、「厳しさの奥底にある深い愛がどういうものなのかを、やっと知ることができ、本物の愛、本当の愛の姿がどういうものなのか、気付き始めた一年となりました」という文章があります。
K.H.さんが、わたくしの下で勉強をスタートしたのは2009年12月。K.H.さんは、最初は受講生として勉強をスタートし、現在は「わたくしの弟子」として、自己の人生をかけたミッションとして猛勉強を続けています。K.H.さんは、わたくしの下で勉強を始めて9年目に入っています。長い期間にわたって勉強してきたK.H.さんが気づいた「厳しさの奥底にある愛」とはどのような愛なのでしょうか。このことを知るには、知識だけでなく、「それなりの人生経験」が必要となります。
概して、人は、やさしく教えてくれる教授者を好みます。しかし、やさしいだけの教授者は、言うなれば、「無責任な教え方」をしている教授者です。
学問を、”体系的に”、且つ、”系統的に”学ぶことは、決して簡単なことではありません。わたくしの教室では、すべての弟子・受講生が、腹を決めて、正真正銘の本物の学びの道を歩んでいます。
新年明けましておめでとうございます。
新年明けましておめでとうございます。
本年も、どうぞ宜しくお願い申し上げます。
2018年を迎え、日本、及び、海外の読者の皆さんはいかがお過ごしでしょうか。生井利幸事務所・銀座書斎は、既に門を開け、活動を開始しております。
本年も、当・生井利幸事務所は、引き続き、「社会貢献性の高い啓蒙活動」を続けていきます。本年も、「自分をさらに高めていきたい」「より高いステージで人生を謳歌したい」という一般の方々に対して、「様々な学びの機会、及び、気づきの機会」を提供していきます。
2018年も、読者の皆さんにとりまして、さらに「充実した一年」「幸福な一年」となりますことを心より祈りしております。
生井利幸事務所
生井利幸拝
2018年1月2日
静寂の学びの聖域、「銀座書斎」で過ごすクリスマス・シーズン
本日は、2017年11月30日(木)。明日からは、いよいよ12月となります。
銀座書斎は、毎年、この時期には、11月の早い時期からクリスマスの飾り付けを行っています。今年も、既に、ここ銀座書斎で学ぶ受講生や弟子、あるいは、銀座書斎で行っている社会貢献活動の参加者の皆さんは、わたくしと共に、清らかな時間、そして、楽しい時間を過ごしています。
読者の皆さんの中で、長年、「銀座書斎を訪れてみたい」と考えている人も多いでしょう。しかし、実際、「銀座書斎で過ごすゴージャスな時間的空間」は、実際に訪れてみないとわからないと感じます。
銀座書斎は、都心にありながら、「都会の喧騒を忘れさせてくれる『静寂の空間』」です。読者の皆さん、是非、一度、当・生井利幸事務所で行っている社会貢献活動に参加され、銀座書斎を訪れてみてください。
鈴木大拙先生のことば・・・「あるがままのある」
先日、わたくしの下で勉強している受講生・N.S.さん(英会話道場イングリッシュヒルズ在籍)が石川県金沢市の鈴木大拙館を訪問。その際、N.S.さんからの心遣いで、鈴木大拙先生に関係するお土産をいただきました。
以下において、鈴木大拙先生のことばをご紹介します。
『日本的霊性』/『鈴木大拙全集[増補新盤]』第8巻112頁から引用
鈴木大拙館作成・配布(石川県金沢市)
銀座書斎では、受講生・N.S.さんと共に、「人間には、不要なものが多すぎる。不要なものを削ぎ落とせば、本来の、”あるがままの人間”になれる」という趣旨のお話に花が咲きました。
昨日と本日、わたくしは、鈴木大拙先生のことばを、時間をかけてゆっくりと精読しました。この二日間、「あるがままのある」の美しさの中で、「自然であることの美しさ」を満喫しました。
クリスマス・シーズンを迎えた2017年の銀座書斎
本日は、2017年11月13日(月)。生井利幸事務所・銀座書斎は、本日、2017年のクリスマスのデコレーションの基盤づくりを行いました。
わたくし生井利幸の下で2009年から猛勉強を続けている愛弟子・K.H.さん(英会話道場イングリッシュヒルズ、英語道弟子課程在籍)は、先月の10月から銀座書斎のクリスマスの飾り付けを楽しみに待っており、K.H.さんから、早々と、クリスマス用赤ワインをいただいています(写真・下。米国カリフォルニア州ナパ・ヴァレー産)。⇒ 英会話道場イングリッシュヒルズ、英語道弟子課程の詳細はこちら。
⇒ 生井利幸が、読者の皆さんに贈る「クリスマス・メッセージ」(英語)
2017年の一年は、本当にもの凄い速さで時間が過ぎ去りました。2017年は、まだ、1ヶ月半ありますが、わたくしは、既に、来年における銀座書斎における啓蒙活動、教育、社会貢献活動等の準備に入っています。
先日は、当・生井利幸公式サイトの新カテゴリーを増設。新たに、「神学入門」のカテゴリーを加えました。当事務所は、本日も含めて、今後も、引き続き、公平無私な学問の精神を基盤として、学問・文化・芸術に内在する本質を伝えていく所存でございます。
本日、新しいお花を銀座書斎に活けました。
本日、都内で華道展があり、様々な作品を鑑賞すると共に、わたくし自身も、お花を活けてきました。
華道展では、華道家の先生や関係者の皆様方ともお話をさせていただき、会場にて、新鮮な空気感を吸収することができました。
銀座書斎に戻り、空気感、そして、呼吸を整え、再度、お花を活けてみました。月曜日から、また、新しい一週間が始まります。銀座書斎を訪問するすべての皆さんに、新鮮な空気感を満喫していただくべく、しっかりと準備を致しました。
「今」を生きる・・・自己実現できる人・できない人の違いについて
わたくし生井利幸においては、生活の基本となっている活動は、言うまでもなく、1)「思索・執筆」です。その他、2)「講演」、3)「茶話会・人生相談室・音楽鑑賞会等の社会貢献活動」、そして、4)「自ら主宰している学校のレッスン・稽古」等です。
銀座書斎には、年間を通して、様々な方々が訪問しています。本の読者の方々、講演会に出席した参加者の方々、銀座書斎で行った社会貢献活動に参加した一般の方々、あるいは、わたくしが主宰している学校で学んでいた方々などです。
銀座書斎を訪問するその動機は、人によって、まさに様々です。ただ、一つ、ここで読者の皆さんにお伝えしたいことは、「銀座書斎を訪問して、話をしたいこと・相談したいことがあるのに、いざアクションを起こそうとすると躊躇してしまう」という人がいたら、そのような考え方は、「限られた人生の時間」を無駄にする考え方であるということです。
読者の皆さん、「自分の人生を生きる」において常に大切なことは、「今を生きる」ということです。過去は、言うまでもなく、既に過ぎ去ってしまった経験。過去の経験は、良い経験も悪い経験も、変更・修正・消去はできません。将来(未来)がどうなるかということは、自分の勝手な思い込み・妄想です。例えば、「3年後にどうなるか」ということは、自分勝手な思い込みであり、それは、単なる想像・妄想でしかありません。
一事が万事において、自分の人生をつくるのは、「今」(now)です。過去でもない。未来でもない。現実としてあるのは「今」という一秒一秒です。
読者の皆さん、本日の「今」、後悔しない生き方をしましょう。本日の今の一秒一秒をどのように刻んでいくかで、明日が変わります。未来が変わります。
「本日の一秒一秒」を重ねていった結果、生きていれば迎えられるであろう時間的空間が「明日の一秒一秒」であり、一年後、二年後の時間的空間です。
本日の今、どのように行動するかで、明日が変わります。今日できることを「明日やろう」と考える人は、明日を迎えたら、また、同じように、「明日やろう」と考えます。自己実現できる人・できない人の違いは、ここにあります。
I’d like you to listen to the inner voice which is sacred to you in your heart.
英語音声講義
⇒ I’d like you to listen to the inner voice which is sacred to you in your heart.(英語音声講義)
人間の心は、無意識のうちに、1)「社交向けの心」、そして、2)「内なる心」に分かれてその働きが行われています。「社交向けの心」とは、言うなれば、社会生活をうまくやっていく上で使う心。その一方、「内なる心」とは、本当の自分としての心です。
読者の皆さん、是非、静寂の中に身を置き、「自己の内なる心の声」を聞いてください。邪念・雑念を取り除き、内なる心から響いてくる声を聞くと、1)「本当の自分に内在している有様」、そして、2)「自分が心の奥底から切望している願望・夢」に気づきます。
しばしば、人間は、自分が気づかないうちに、自分が本当に望むことに対して無頓着・無感覚になることがあります。
「蛇の前で躊躇するな。少しでも躊躇すると、蛇に噛まれる」・・・古代ギリシアのロジックの類推適用
古代ギリシアには、蛇を飼いならすとき、「蛇の前で躊躇するな。少しでも躊躇すると、蛇に噛まれる」という考え方がありました。蛇は、人間の油断を見抜きます。これは即ち、「蛇は、相手が隙を見せたとたん、即座に、相手を噛む」という考え方です。
この考え方は、様々な事例に類推適用することができる考え方です。マケドニアの王であったアレキサンダー大王(Alexander the Great; 356-323 B.C.)が、当時の常識を遥かに超越した偉業を成し遂げたのは、前述の、「蛇の前で躊躇するな。少しでも躊躇すると、蛇に噛まれる」という考え方が、アレキサンダー大王の心の中にあった所以でしょう。
◆参考
⇒ Any person who does the will of God without hesitation is treated equally.(英語音声講義)
この英語音声講義から学べることは、正しいことを行う人、特に、「心の中に何の曇りもなく、躊躇することなく正しいことを行う人」においては、やがて、その行いが、「真の愛の化身」となるということです(真の愛を行う人々の中では、何ら、差別化・区別化も存在しません)。
生井利幸公式サイトは、基本的に、日本、及び、海外の読者向けの記述として掲載しています。一方、わたくし生井利幸の弟子たちも、毎日、掲載済みの記述、英語音声講義等を介して、自分を磨き抜く毎日を送っています。本稿では、わたくし生井利幸は、弟子たちに以下の助言を与えます。
◆助言
・「正しいと思うことを行うとき、決して躊躇してはならない。躊躇すれば、その分、時間を無駄にすることになる。」
・「油断・隙は、忙しいから生じるのではない。油断・隙は、常に、”自分の甘え”から生じるものである。」
・「自分の甘えは、律しない自分から生じるものである。逆に言えば、自分を律し続ければ、自分に甘えが生じることはない。」
・「時々、律するだけでは意味はない。肝心なことは、毎日、すべての一秒において律し続けることである。」
・「時間がないのは、家族がいるからではない。家族がいても、本気になれば時間を作ることができる。」(家族・親戚は、誰にでもある。家族・親戚があっても、時間を作る人は作る。作らない人は作らない。)
・「(忙しい人における)時間とは、既にあるものではなく、自分の努力で作り出すものである。」
・「人生の行く末は、一事が万事において、”できるか・できないか”ではなく、”やるか・やらないか”で決まる。」
「形」(かたち)には実体はない
人間は、常に、「形」(かたち)を求める生き物である。形が人間にやる気を起こさせ、形が人間にエネルギーを与える。
しかし、形という代物は、単なる表面としての「形式」である。形を「形」と呼称するわけであるから、形には実体はなく、そこにあるのは、いわゆる「表面的に見えるもの」としての形だけである。
本質論を述べれば、形を求めているばかりの人間には、形すらつくることはできない。
もし、あなた自身が、「形」をつくりたいならば、まず第一に、形を求める自分を放棄し、原点に戻り、自分を雁字搦(がんじがら)めにしている邪念・雑念・煩悩から離れてみよう。
邪念・雑念・煩悩から離れると、やがて道が見えてくる。道が見えてきたら、無心になって、その道を歩んでみよう。
英語音声講義
⇒ Ego unsoundly guides you to an irrational direction(英語音声講義)