読み物カテゴリ: ‘銀座書斎エッセー’
日本・諸外国における「仏教に対する捉え方・価値観の相違」
生井利幸は、現在、研究プロジェクトの一部門として、「仏教についての啓蒙・教授活動」に時間を投入しています。日本仏教を世界に紹介した先駆者は、世界的仏教学者である鈴木大拙先生(1870-1966)です。銀座書斎から歩いて行くことができるある仏教寺院では、訪問者に対して、やさしく仏教について教えています。
仏教におけるわたくしの関心としては、日本、及び、諸外国における「仏教に対する捉え方・価値観の相違」についての研究です。2019年4月初旬は、台湾仏教の研究を行うべく、僅かな期間、台湾・台北に滞在します。
仏の道は、「清らかな道」です。どのような国においても仏の道は「清らかな道」であることには違いありません。しかし、その一方、仏教に対する見方・捉え方は、国や地域によって、それぞれ異なる様相・有様が存在していることも周知の事実です。
わたくしは、日本・海外を問わず、「世界中の人々が、美しく、且つ、清らかに自己の生を全うすること」を切望しています。この活動は、まさに地道な活動ですが、少しずつ、美しく、そして、清らかに生きていきたい人々のお役に立てるよう、他の分野における執筆活動を継続しながら、仏教関係の執筆等を行っていく所存でございます。
銀座書斎における「弟子たちによる美意識表現」
本稿では、銀座書斎における「弟子たちの美意識の表現」の一部をご紹介します。
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弟子・H.K.さんが、「銀座書斎入居ビル・清掃活動ノート」を作成し、生井利幸事務所・銀座書斎・入口付近に設置しました。(後日、弟子・M.U.さんが、清掃場所が一目でわかる清掃表を作成し、同様に、生井利幸事務所・銀座書斎・入口付近に設置する予定です。)
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弟子・M.U.さんが、1階玄関入口に、第一はなぶさビルで過ごすすべての人々に向けて、「春の訪れ」を表現するお花を飾りました。
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弟子・T.A.さんが、銀座書斎で学ぶすべての学習者に、「2019年の爽やかな春」を届けてくれました。
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弟子・S.M.さんが、2019年3月31日(日)の早朝、銀座書斎「自習室」を使用後、”真心を込めて、頗る丁寧に”、銀座書斎・中央スペース、及び、キッチンスペースの清掃を行いました。
第12回・銀座書斎入居ビル・清掃活動リポート
2019年3月16日(土)、「第12回・銀座書斎入居ビル・清掃活動」が行われました。今般は、弟子・M.U.さん(英語道弟子課程在籍)が担当しました。
M.U.さんは、このたびの清掃活動においても、心を込めて、そして、丁寧に清掃を行いました。詳細については、以下の清掃活動リポートにて詳細に述べられています。
◆清掃活動リポート
⇒ 弟子・M.U.さん執筆、「第12回・銀座書斎入居ビル・清掃活動リポート」
(PDF、計6ページ)
「北鎌倉・松ヶ岡文庫の空気感」を感じに・・・東慶寺を訪れて(英語道弟子課程弟子・H.K.さん)
本稿では、弟子・H.K.さんが執筆した以下のリポートをご紹介します。リポートには、H.K.さんが訪れた北鎌倉の東慶寺、及び、松ヶ岡文庫入口の門の前での体験について、具体的に、且つ、詳しく述べられています。
1 弟子・H.K.さん執筆リポート
⇒ 「北鎌倉・松ヶ岡文庫の空気感」を感じに・・・東慶寺を訪れて(英語道弟子課程弟子・H.K.さん)
(PDF、計11ページ)
2 前掲リポート関連の記述
⇒ 弟子・S.M.さんが体験具現した「北鎌倉・松ヶ岡文庫の空気感」
(英語道弟子課程・弟子専用ウェブサイト)
⇒ 銀座書斎と松ヶ岡文庫
(生井利幸公式サイト)
「花瓶と一輪のお花」に存する意味 <2>
弟子・M.U.さんは、自身のアイディアで、銀座書斎入居ビルの1階玄関の階段付近に「一輪のお花」を飾っています。
「一輪のお花」が表現する美しいエネルギー、・・・これからいよいよ春を迎え、桜の季節となります。
玄関入口の一輪のお花がどのような美しい空気感を醸し出し、そして、人間的なドラマを生み出す一助となるのか、今から楽しみでなりません。
第11回・銀座書斎入居ビル・清掃活動リポート
2019年3月9日(土)、「第11回・銀座書斎入居ビル・清掃活動」が行われました。このたびの担当は、弟子・H.K.さん(英語道弟子課程在籍)です。
H.K.さんは、同日、心を込めて、そして、丁寧に清掃活動を実施。その詳細については、以下の清掃活動リポートをご覧ください。
◆清掃活動リポート
⇒ 第11回・銀座書斎入居ビル・清掃活動リポート(弟子・H.K.さん執筆)
(PDF、計6ページ)
H.K.さんから前掲のリポートを受信した際、以下のようなメッセージが挿入されていました。
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生井利幸先生、
こんにちは。今朝は、英語稽古を定刻の終了時間を越えて賦与していただき、ありがとうございました。早速ですが、お話を頂戴しましたように、前回の清掃活動リポートのPDFを送付いたします。稽古終了後に銀座書斎を退出後、私の靴が揃えてすぐに履ける状態になって置かれていました。おかげでスッと履くことができました。下の階に降りていけば、清掃にいらしたM.U.さんにお会いできるかと思いましたが、会えませんでした。その後、やっと気づきました。M.U.さんは、6階にいらして、存在を感じさせないようにしてくださったのです。それでいて、黙って静かに、そろそろ稽古を終了して退出してくるであろう人の靴を履きやすいように、マットのそばへ置いてくださったのでした。細やかな気配りを感じ、幸福な気持ちになりました。M.U.さんが、他人に気付かれずに、そして、相手が誰であろうとも配慮してくださったそのお優しさから、お人柄がじわじわと感じられてきました。同じことが私にできるかと考えました。M.U.さんの行動に感動しました。私もM.U.さんに学び、行動できるように努めようと思いました。ありがとうございました。
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無言の努力は「高貴な努力」
すべての人間には、「知能」(intellect)が備わっています。人間において「知能」が備わっているという事実は、「人間は、生きる以上、毎日、『知能』を使う権利を持っている」という意味を成します。
本来、人が生きるということは、「毎日、知能を使い、何らかの形で自分を向上させる(磨き上げる)」という日々を送るということです。
概して、人は、何らかの分野について一生懸命に勉強すると、その勉強努力について、他人に言いたくなる習性を持っています。しかし、皆さん、今、深い思索を試みてください。1)「自分の努力を口にする」という様相と、2)「自分の努力を口にしない」という様相を比較したとき、どちらの方がより高貴な様相でしょうか。
無言の努力は、「高貴な努力」です。人は、「言わずに語る」「言わずに伝える」という高貴さがわかってきたとき、自分の行いに「自分の命」を挿入することができるようになります。
「花瓶と一輪のお花」に存する意味 <1>
2019年3月8日(金)、弟子のM.U.さんが、銀座書斎入居ビル(第一はなぶさビル)で過ごすすべての人々へと、「花瓶と一輪のお花」を用意し、ビル1階の玄関入口付近の窓に飾ってくれました。
ビルの玄関は、ビルを訪問、あるいは、そこで時間を過ごす人々にとって大切な建物の入口です。世界の教養人・見識者において、「物事は、『最初』(the beginning)が肝心である」という考え方は、常識・良識の一つです。訪問者を迎える建物自体がそのような考え方の下で訪問者を迎えるならば、訪問者は、建物の中で、「より美しい時間」を持つことができます。
ヨーロッパ全域、及び、北アメリカの一流ホテルはもとより、世界に存する様々な国々の一流ホテルは、例外なく、ホテルの玄関入口とロビーは、できる限り丁寧に清掃を行い、常に、綺麗な状態を保っています。その理由は、世界の一流ホテルにおいても、「物事は、『最初』(the beginning)が肝心である」という捉え方は、一流の常識・良識の一つであるからです。
一流ホテルにおいて、滞在者が、空港・駅などから移動してホテルに到着したとき、もし、玄関ホールが汚かったら、滞在者がホテルに抱く印象は最初から悪い印象でしょう。この様相の典型を述べるならば、たとえ宿泊する部屋が広くて綺麗でも、玄関ホールが汚ければ、同じ結果を招くことになると明言できます。
本日の3月9日(土)は、弟子・H.K.さんが、早朝の基盤稽古を受講後、心を込めて、そして、丁寧に、「第11回・銀座書斎入居ビル・清掃活動」を行っています。今現在、H.K.さんは、清掃活動を行っている最中です。
第10回・銀座書斎入居ビル・清掃活動リポート
2019年3月2日(土)、「第10回・銀座書斎入居ビル・清掃活動」が行われました。今般の担当者は、弟子・S.M.さん(英語道弟子課程在籍)です。
本稿では、S.M.さん執筆の「第10回・銀座書斎入居ビル・清掃活動リポート」をご紹介します。
◆清掃活動リポート
⇒ 弟子・S.M.さん執筆、「第10回・銀座書斎入居ビル・清掃活動リポート」
(PDF、計8ページ)
また、このたび、S.M.さんからPDFを送っていただいた際に、以下のような「真摯なる、学びの姿勢・生きる姿勢」が感じられる素晴らしいメッセージが挿入されていました。
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親愛なる生井利幸先生、
本日も、心温まるご指導をありがとうざいました。また、早朝からの清掃という私の身勝手な申し出を受け入れてくださり、感謝いたします。お稽古の開始前にお話しいただいた、固定観念、自己中心的なエゴから、まったく自己を開放できていないと、会社にいってしみじみと思いました。一方で、それに捉われることほど、愚かで無意味なことはないとも思います。理屈でわかっているつもりが、心がついていっておらず、自分が嫌になりました。けれど、先生の神聖なご指導に従い、いつか必ず、ガラスの天井を突き破るよう精進して参ります。清掃活動リポート、早速に目を通していただきありがとうございました。PDFにしたファイルを添付のとおり、お送りいたします。何らかの誰かのお役にたてるようなら光栄です。よろしくお願いいたします。
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清潔は敬神に次ぐ美徳・・・2019年3月2日(土)、「第10回・銀座書斎入居ビル・清掃活動」(担当:弟子・S.M.さん)が行われました。
2019年3月2日(土)、生井利幸の弟子・S.M.さんが、早朝から、銀座書斎入居ビルの清掃活動を行いました。
生井利幸事務所・銀座書斎は、東京・銀座3丁目に位置する第一はなぶさビルの5階に位置します。わたくしには、わたくしに命を預けて「世界レヴェルの英知・美意識」構築具現の道を歩むことを人生をかけたミッションとしている弟子たちがいます。S.M.さんは、そうした弟子たちの中の一人。S.M.さんは、このたび、真心を込めて、そして、丁寧に、銀座書斎入居ビルの清掃活動を行いました(第10回・銀座書斎入居ビル・清掃活動)。
弟子たちにとって、「銀座書斎」(Ginza sanctuary)は、自分たちが卒業した大学等以上に大切な「学問の聖域」。東京・銀座という”物質至上主義社会の中心地”において、「清らか、且つ、崇高なる学問の空気感」を維持し続ける銀座書斎は、S.M.さんの心の中の中心核に位置しています。
まさに、自らの命をはって、生井利幸の哲学・理念を引き継ぐことに全力を尽くすS.M.さん。豊かな心を持ち、何の迷いもなく「清らかな学問の道」を歩むS.M.さんとって、銀座書斎入居ビル・清掃活動は、単なる清掃ではなく、「極めて重要な学びの一部門」としての意味がそこに内在しています。
“Cleanliness is next to godliness.”(清潔は敬神に次ぐ美徳。)、・・・この理念は、世界の教養人において、”一つの常識(良識)”として捉えられています。