19世紀フランスのバルビゾン派画家、ジャン=フランソワ・ミレー(1814-1875)の美意識
2017-08-29
生井利幸事務所・銀座書斎では、2017年の夏は、19世紀・フランスのバルビゾン派画家、ジャン=フランソワ・ミレー(1814-1875)をテーマとして啓蒙活動を行っています。
2017年8月29日(火)現在、銀座書斎の中央スペースに、「馬鈴薯植え」(写真・上の右)、「晩鐘」(写真・上の左)、「羊飼いの少女」(写真・下の右)、「種まく人」(写真・下の左)を設置しています。
このたび、わたくし生井利幸は、ミレーの絵画の精神を表現する目的で、農作業のための道具・「万能」(まんのう)も用意し、ミレーのスペースに設置しました。わたくし自身、銀座書斎に設置する万能を準備するために相当なる手間暇をかけましたが、ミレーの絵画の面前に万能を置くことによって、「一生懸命に働くことの尊さ・美しさ」をさらに鮮明に表現することができました。
万能は、白いクロスの上に置いていますが、この白いクロスは、「労働の尊厳」(dignity of toil)だけでなく、「労働の神聖性」(sanctity of toil)を意味しています。わたくは、汗を流して一生懸命に働くことは、尊いだけでなく、神聖なことであると捉えています。