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「耳学問」とは何か。

2016-09-28

読者の皆さん、「耳学問」という言葉を聞いたことがありますか。

通常、私たち人間が学問を学ぶ場合、大学等で講義を受講します。しかし、大教室で講義を受講しても、大勢の学生の面前で講義しているその内容は、通常は「テキスト通りの内容」です。

耳学問とは、大教室でテキスト通りの方法で学ぶ方法ではなく、学習者が直接、教授者から「難しい学問について、学習者にとって最も妥当な方法で学ぶ方法」を指します。これを教授者側から述べるならば、教授者は、学習者の能力・見識・立ち位置等を鑑み、学習者にとっても最もわかりやすい方法で、「一つひとつの理論・考え方等を紐解きながら教えていく」という教授法であるといえます。

耳学問とは、言葉を換えれば、所謂、「茶話」です。耳学問とは、つまり、「お茶を飲みながら、あるいは、食事をしながら、楽しい雰囲気で学問に触れる」という意味を成します。もし、読者の皆さんの中に、「耳学問の時間を与えてくれる教授者」がいたら、是非、そのような機会は、決して当たり前の機会ではないということを知るべきでしょう。言うまでもありませんが、耳学問の時間を作る教授者の心の中には、「学習者に対する愛情」がたくさん詰まっています。

わたくしは、大学院時代の恩師である故・松平光央先生(法学博士)から、この耳学問の重要性についてたくさんのことを学びました。わたくしは、英米法の研究室に所属していましたが、松平光央先生から、実にたくさんの貴重なご指導を受けました。

松平先生から受けたご恩は、およそ30年ほど前の経験となります。その後、わたくしは、長年、アメリカの大学等の教壇に立ち、やがて日本に帰国。わたくしは、今、恩師である松平先生からいただいたこのご恩を、わたくしが創設した英会話道場イングリッシュヒルズ、英語道弟子課程において、「わたくしの弟子たちに対する耳学問」として恩返しをしています。

「世界レヴェルの英知・美意識」構築具現の道を歩む弟子たちに対して、わたくしは、これからも、様々な方法を駆使して「最高峰の教授」を行っていきます。

英会話道場イングリッシュヒルズ、英語道弟子課程・第二稽古場(森のギャラリー)は、所謂、耳学問を経験できる学びの聖域。耳学問の時間を持つために英語道弟子課程・弟子のK.H.さんが第二稽古場に訪れた際、K.H.さんから、スペイン産の赤ワインとベルギー産のビールをいただきました。

英会話道場イングリッシュヒルズ、英語道弟子課程・第二稽古場(森のギャラリー)は、所謂、耳学問を経験できる学びの聖域。耳学問の時間を持つために英語道弟子課程・弟子のK.H.さんが第二稽古場に訪れた際、K.H.さんから、スペイン産の赤ワインとベルギー産のビールをいただきました。

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