「花瓶と一輪のお花」に存する意味 <1>
2019-03-09
2019年3月8日(金)、弟子のM.U.さんが、銀座書斎入居ビル(第一はなぶさビル)で過ごすすべての人々へと、「花瓶と一輪のお花」を用意し、ビル1階の玄関入口付近の窓に飾ってくれました。
ビルの玄関は、ビルを訪問、あるいは、そこで時間を過ごす人々にとって大切な建物の入口です。世界の教養人・見識者において、「物事は、『最初』(the beginning)が肝心である」という考え方は、常識・良識の一つです。訪問者を迎える建物自体がそのような考え方の下で訪問者を迎えるならば、訪問者は、建物の中で、「より美しい時間」を持つことができます。
ヨーロッパ全域、及び、北アメリカの一流ホテルはもとより、世界に存する様々な国々の一流ホテルは、例外なく、ホテルの玄関入口とロビーは、できる限り丁寧に清掃を行い、常に、綺麗な状態を保っています。その理由は、世界の一流ホテルにおいても、「物事は、『最初』(the beginning)が肝心である」という捉え方は、一流の常識・良識の一つであるからです。
一流ホテルにおいて、滞在者が、空港・駅などから移動してホテルに到着したとき、もし、玄関ホールが汚かったら、滞在者がホテルに抱く印象は最初から悪い印象でしょう。この様相の典型を述べるならば、たとえ宿泊する部屋が広くて綺麗でも、玄関ホールが汚ければ、同じ結果を招くことになると明言できます。
本日の3月9日(土)は、弟子・H.K.さんが、早朝の基盤稽古を受講後、心を込めて、そして、丁寧に、「第11回・銀座書斎入居ビル・清掃活動」を行っています。今現在、H.K.さんは、清掃活動を行っている最中です。
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