無言の努力は「高貴な努力」
2019-03-10
すべての人間には、「知能」(intellect)が備わっています。人間において「知能」が備わっているという事実は、「人間は、生きる以上、毎日、『知能』を使う権利を持っている」という意味を成します。
本来、人が生きるということは、「毎日、知能を使い、何らかの形で自分を向上させる(磨き上げる)」という日々を送るということです。
概して、人は、何らかの分野について一生懸命に勉強すると、その勉強努力について、他人に言いたくなる習性を持っています。しかし、皆さん、今、深い思索を試みてください。1)「自分の努力を口にする」という様相と、2)「自分の努力を口にしない」という様相を比較したとき、どちらの方がより高貴な様相でしょうか。
無言の努力は、「高貴な努力」です。人は、「言わずに語る」「言わずに伝える」という高貴さがわかってきたとき、自分の行いに「自分の命」を挿入することができるようになります。