成果よりも過程にこそ、「具体的醍醐味」が内在する (誤字修正)
2021-09-08
巷では、ほとんどの人々において、「過程」よりも「結果」を重要視します。無論、結果は大切です。ここで、私と一緒に考えてもらいたいことがあります。それは、「結果とは、どのような経験を経て生まれるのか」ということです。
海外でも日本でも、優れた成果を出す人は、成果を出すまでの「過程の『質』」が頗る高いものです。では、この、「過程の『質』」とは一体いかなるものを指すのでしょうか。
物事を成し遂げる人、特定の専門分野を究める人が持つ共通点は、日々、損得勘定で行動するのではなく、その都度、自分が経験するすべての過程を重んじ、その過程を楽しむ秘訣を知っている人です。
過程を楽しむ秘訣、・・・この”秘訣”、実のところ、その中身は、決して秘訣ではありません。それは、秘訣というよりは、「自分が過程の中で経験するその一つひとつに熱中し、そこに『醍醐味』を感じる」という”具体的経験”を指します。
「過程の中に『醍醐味』を感じる」、・・・人は、迎える日々、迎える一秒一秒において、個々の過程の中で経験する一つひとつの具体的醍醐味を感じ、そこに大きな喜びを感じながら、少しずつ「成果を出すその日」に近づいていくのです。