水と油
2018-10-14
2つの存在者があり、それぞれ互いに交じり合わない様相として、それを「水と油」と呼ぶことがあります。油は、可燃性の液体を指しますが、水との共通点もあります。それは、「油も水も、共に液体である」という事実です。
液体は、その類を問わず、上から下に流れます。例えば、川の水は、上流から下流へと流れます。そこに、油が入ると一体どうなるでしょうか。水と油が同化することはありませんが、共に、上流から下流へと流れていきます。
2018年10月に入り、2019年を迎えようとしている今、日本社会がこのままでいいと考える人の数は、かなり少数でしょう。では、何か、日本の未来を考える上で、何らかの得策・ヒントはあるでしょうか。
この世の中は、言うなれば、異なる価値観が交錯する世の中。それはそれとして、受け入れなければならない真実です。では、いかにしてこの世の中を良くしていくことができるのでしょうか。
この問題について考えるとき、川の流れ、即ち、「どのような成分を持つ液体でも、液体が液体である以上、上流から下流に流れる」という周知の事実に、この問題について考えるためのヒントがあると、わたくしは捉えます。
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