悲惨極まりない”文明の墓場”
2013-10-03
悲惨極まりない”文明の墓場”
わたしは今、自然の暗闇の中で蝋燭を灯し、静寂の夜を過ごす
一歩外に出ると、人工的なネオンと雑音で蔓延する”文明の墓場”がそこにある
文明社会は、一見すると、極めて理知的な空間の中において、
理性と理性が相互に交錯しているかのようにも見える
だが、わたしは、この現代社会においては、
文明それ自体が、”尊厳性ある理性的思考”を遠ざける源流と化してしまっているように思えてならない
今、わたしは改めて思う
この文明社会は、人間の”純粋理性”に容赦なく”毒”を塗っている、と
来る日も来る日も、文明の利器に溺れる人間の様相をこの目で見るわたしは今、
一人でも多くの人間が、この”毒された文明”から適度な距離を保ち、
純粋理性を介して、”より尊厳性のある思索”を試みることを願ってやまない
英語音声講義
読者の皆さん、毎日、朝から晩まで、スマートホン等の携帯端末に自分を支配されていませんか。「便利な道具」は確かに便利ですが、本来、道具は使うものです。道具に一日中支配されてしまったら、「一個の人間としてあるべき姿」を忘れてしまいます。道具は、適度に上手に使い、限りある時間を有意義に過ごしてください。
本日の英語音声講義は、「私たち人間は、この文明社会において「本質」(essence)を忘れないで生きていくためにはどうしたらよいのか」、生井利幸が具体例を述べながら講じています。