■ご挨拶
ドイツの作曲家、古典派三巨匠の一人と称されるベートーヴェン
(Ludwig van Beethoven,1770-1827)は、ロマン派音楽の先駆者と
して知られています。ベートーヴェンは、その生涯において九つの
交響曲を作曲。代表作は、言うまでもなく、交響曲第5番ハ短調作
品67 「運命」。この曲は、ベートーヴェン自身が、勇気を持って勇
敢に、「厳しく、そして、醜い現実」と真正面から向き合い、凡人に
は想像し得ない「深遠なる思索」「過酷な創作活動」を介して完成さ
せた作品です。
「運命」においては、最終章である第4楽章に入ると、「長きにわた
る辛苦を経験して到達した”歓喜”」が壮大なスケールで表現され、
ここに、ベートーヴェンの力強い哲学が見事に表現されています。
わたくし生井利幸は、幼少時代からベートーヴェン哲学のダイナミ
ズムを自らの魂で捉え続け、長年にわたり、国内外の主要な演奏
会にて、世界最高峰の指揮者の音楽解釈に触れてきました。
当事務所・銀座書斎は、作家・生井利幸の「知」(sophia)につい
て、”実際に目に見える形”として具現化した「知の聖域」です。ご
訪問者におきましては、是非、当・銀座書斎にて、音楽鑑賞を通し
てベートーヴェンのダイナミズムに触れ、ベートーヴェンを哲学し、さ
らには、「自分自身の生き方」を哲学していただきたいと切望してお
ります。
作家、生井利幸
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